なぜハーフ2時間15分なのか
「ハーフ2時間15分以内でお願いします」
よくゴルフ場に貼ってありますよね?
私が何回も言っていますが、進行をよくするために啓発する目的でゴルフ場はトイレなどに張り紙をします。
何回も言いますが、
前の組と2ホールくらい離れながらマイペースでゴルフをして進行を悪くしたお客様が
「楽しかったー!」
と言って帰られます。
そして、その後ろのお客様はイライラしながら、ラウンド終わって、スタート室に
「なんだ、この進行は!」
と言って怒鳴り込んでくるお客様もいます。
さらには、進行が悪かったせいで日没にかかるお客様がいる場合もあります。
「こんなに進行が悪いと思わなかった」
と言って、飛行機の時間があるから18ホール回れずに帰るお客様もいらっしゃいます。
それで同じお金を払って帰られます。
日没にかかると、お風呂のボイラー代も進行がいい日よりかかるし、従業員の残業代も余計にかかります。
遅い組の後ろのお客様の気持ちや、ゴルフ場の採算性、全てを考えれば考えるほど
怒りがこみ上げてきます。
ゴルフ場にかかわる一人として
だからこそ、2時間15分でハーフ回ってきてください、とゴルフ場はお願いしています。
その2時間15分ですが、ちゃんと根拠があります。
一般的なプレー時間として、
ショートホール:10分
ミドルホール:15分
ロングホール:20分
という計算があります。
ゴルフコースはハーフあたり、
ショート 2ホール
ミドル 5ホール
ロング 2ホール
ありますから、
ショート 2×10分=20分
ミドル 5×15分=75分
ロング 2×20分=40分
となり、合計して135分(2時間15分)となります。
これが基本的なプレー時間です。
ミドルが15分なので、その半分の時間(7分、もしくは8分)がスタート時間の差ということです。
(ゴルフ場によっては、7分間隔や8分間隔です)
これを逆に考えると、15番ホール終了時に、残りがショート、ミドル、ロングだったとすると、
ショート(10分)+ミドル(15分)+ロング(20分)=45分
45分でラウンド終了する予定、ということが計算できます。
進行は他人事ではありません。
前の組と離れないよう、意識するようにして、ゴルフ場に来られた皆様が
「楽しかった!」
と言って、帰っていただけるよう、マナーを守ってプレーをお楽しみください。