キャディさんの仕事
ボールをロストしたこと、ありますか?
ありますよね?
もちろん、僕もあります。
クラブをグリーン周りに置き忘れたこと、ありますか?
ありますよね?
もちろん、僕もあります。
コースがわからなくて不安になりながら打ったことありますか?
ありますよね?
もちろん、僕もあります。
それをフォローしてくれるのがキャディさんです。
セルフが多くなってきている今日ですが、キャディ付きを好むお客様は多くいらっしゃいます。
今から20年ほど前、セルフ化が進み、一気にキャディさんの仕事が減りました。
そこで、キャディさんの多くが辞めていきました。
しかし、その数年後・・・
セルフでの事故が多数報告されるようになり、そこからキャディ付きを望むお客様が増加しました。
その結果、昔ほどとは言わなくても20年ほど前よりかはキャディ付きのニーズが増えてきている印象です。
キャディ付きにすると
○ボールを管理してくれる(ボールを見てくれている)
○クラブを持ってきてくれる
○カートを管理してくれる(他人のプレーを気にしながらカートを操作しなくていい)
○ボールを拭いてくれる
○アドバイスを求めることができる
という利点があります。
そして、中には「キャディさんとの会話」を楽しむことができる、というお客様もいらっしゃいます。
おそらくセルフでプレーしている方からしてみると、キャディ付きは本当に今までのゴルフとは一味違ったプレーができると思います。
中にはいいキャディさんも居て、お客様のレベルに合わせたアドバイスをしてくれます。
例えば、上手なお客様には
「今日のピン位置でしたら、左手前にボールを置いたほうがいいですよ!逆に右奥は下りがきついので、苦しいラインが残ります。」
など。
こう言われると、プレーヤーとしては、
よっしゃー!
左手前ね!
となり、気合が入ります。
その結果、左手前にボールを置けたら、気持ちがいいし、逆に右奥に行ったら「ダメって言われたところにいったー!!」と言って、悲しめます。
これはセルフでプレーしていると味わえない、コースの楽しみ方と思います。
逆に100くらいのお客様には
「今日のピン位置でしたら、手前がいいですから短めにいきましょう」
などとアドバイスします。
そこまで詳細な情報ではないので、気楽にお客様はショットできます。
また、もっといいキャディさんの場合は、数ホールでお客様の飛距離を把握して、何も言わなくても使いたいあたりのアイアンを持ってきてくれたりします。
もちろん、進行の管理もしてくれます。
遅れそうになるとキャディさんが急いで、少しでもみなさんのプレーが早くなるように影で動いてくれます。
逆に進行が悪い場合には、カートの運転スピードを遅くしたり、違った話題を提供して進行が悪いことでお客様がイライラしないように気分転換を心がけたりします。
このようにキャディさんは色々とサービスをしてくれます。
意外とキャディさんの力はかなりあなたのプレーに関係してきます。
スコアに直接係わるものとしては、グリーンのライン読みのアドバイスもそうです。
間違えることもあるとは思いますが、キャディさんのアドバイスが正確なことも多々あります。
キャディさんも人間なので、いいキャディさんや良くないキャディさんがいるのも事実。
そして、お客様もキャディさんも人間なので、合わないキャディさんがいるのも事実。
でも、キャディという仕事をしている以上、
お客様に
「楽しかった!」
と言って、
帰っていただきたい
という気持ちはすべてのキャディで共通しています。
セルフでラウンドしているお客様も、一年に数回だけでもキャディ付きでラウンドしてみてはいかがでしょうか。
特に若いお客様にはおすすめです。